
ついに、ついに念願の車の無い生活を手にした。
そこらの凡夫は車を所有していない現状から車を持ちたい願望があるもの。そんな輩は俺から言わせると三流。俺は逆だ。ついに車を手放すことができた。
というのも、2025年2月1日より石川県金沢市から東京都新宿区へ引越した。そうなると車はもう必要無い。前々から車を手放したい願望があり、それも引越した理由のひとつ。

所有していたのはトヨタのアクア。走行距離18万kmの2014年製11年落ち。7年前に中古50万円で購入。これを今月、22.5万円で売却した。
この記事ではその時の話をしていくから、見てってくれよな!!
自動車は持たないに越したことはない

まず前置きとして自動車アンチの俺が、車は極力手放した方が良い理由を物凄い形相で解説する。
車がなくても生活できるエリアに住んでおきながら富裕層でもないくせして車を所有する愚か者共よ。しかと見届けよ。
自動車の運転は危ない

まず、くるまのうんてんってすごくあぶないんだ。
いろんな記事で口酸っぱく言っていることだけど、本当に危ないし皆これをちゃんと考えていなさすぎ。ほんの一瞬の油断で対向車と正面衝突したり崖から落ちて死ぬ。なんなら自分に非が無くても運が悪ければ馬鹿がぶつかってきて死ぬ。
ましてや人を乗せるのなんて無理。休日に家族とお出かけ、ファミリーカーで幸せ一杯の時間を過ごしていても、次の瞬間には家族全員の人生が終わる。そう思うと本当に運転なんてするもんじゃない。まあ俺は結婚してないけど結婚願望はある。将来も極力車を持たない生活をしたい。
ここ1年間くらいは常日頃そんな思いでトラックドライバーなんていう狂った仕事をしていた。いやそんな仕事をしていたからこそ日々そんな思いが強くなっていった。
自動車は金食い虫

車体代、燃料費、駐車場代、保険料、税金、車検、修理費、タイヤとか諸々消耗品まで考えると、人が生涯で車に使う金額は地方在住で3500万円、都市部で5000万円と言われる。
余程の田舎なら仕方ないのかもしれないけど、極力車を持たない努力をすべき。電車やバスだけで生活ができないかとか、たまに車が必要なだけならレンタカーやタクシーを利用した方が車を持つより意外と安上がりなパターンもあったりする。
もしくは可能であれば俺のように引越すのもあり。石川県金沢市で車を所有していた時より、車を手放して東京都新宿区に住んでいる今の方が、家賃とかも含めた生活コストが低い。
だから引越した

そう、そんな理由もあり仕事を辞め、東京へ引越したんだ。車を持つことがいかに日常での危険を増やし、お金をドブに捨てる行為であるかを齢32にしてようやく悟った俺は車社会とオサラバする決意をした。
家族のいる幸せ者はそう簡単に移住なんてできないだろうけど、幸いにも俺には妻子は居ないので身軽だ。いや幸いではない。結婚したい。
天才的な引越し計画

そんな引越し話を少しだけさせてほしい。いやなんの話やねん車を売却交渉した話ちゃうんかって感じだろうけど、その話をするための前置きとしてこれは重要なんだ。
引越しにアクアを使いたい
車を売却すべく動き出したのは2024年の11月中旬。売却予定日は2025年の2月1日に設定。時間はたっぷりある。
なぜ売却日を2月1日にしたかったのかというと、冒頭にも書いたように2月1日に東京へ引越す予定で当時から動いていて、その引越し作業にアクアを使いたかった。
車の運転ヤダヤダ言っておきながら金沢から東京まで車で行くんかい!ってツッコミは無しだ。まあこれが最後だから。俺のラスト・ドライブよ。
金沢ではなく東京でアクアを手放す

金沢で車を売却すると、引越しの際に引越し業者の利用は必須。プラス自分も新幹線か飛行機で東京へ行かなければならない。めっちゃ金かかる。しかし俺は閃いた。金沢ではなく東京で車を手放せば引越し費用がかからないことを。つまり
アクアに荷物を積めるだけ積む。入りきらない家具はあらかじめ売却しておく。一発で東京まで運ぶ。そこで車を手放す。
こうすれば車を引越しに活用できる&引越し業者を使わずして引越し作業完了&引越し先の東京への移動も同時に完了。幸いにも安物の家具ばかり使っていたし、ちょうど買い替えたいと思っていた物もある。現地で家具を揃え直した方が引越し業者を利用するより遥かに安上がりだ。
これが売却日が2月1日でないといけない理由。そしてその為には
金沢の車屋で売却の査定をしてもらい交渉。けど車の引渡し先店舗は東京。
こうする必要がある。つまり金沢と東京の両方に店舗を構える大手買取業者の中から売却先を探せば、金沢の店舗で交渉ののち東京の支店へ引渡すことができる。天才的な計画。
一括査定

前置きだけで2000文字を超えてしまったところでそろそろ本題。前置きの通り全国展開の大手買取業者の中から売却先を探す。
てか2014年製で走行距離18万kmの車を買い取ってくれる所なんてあるんか?もし無かったらこれを東京で廃車にして処分しないといけない。まあ少しでも売価が付けば儲けもんやな。
なんてことを思っていた。22.5万円なんていう高額で買い取ってもらえるとは当時の俺は知る由もない。
相見積もりをしよう

買取先があるかどうかは置いといて、戦略としては当然始めは一括査定サイトに出す。
複数社に見積もりを取ってもらうことに罪悪感があるのか、一社だけに絞って交渉する人がいる。けどそれはやめたほうがいい。全く気にする必要は無いし、向こうからしても相見積もりを取っている客ばかり相手にしてるんだから慣れっこだし何とも思われていない。むしろ相見積もりは常識。
おすすめ一括査定サイトMOTA

一括査定で利用したのはMOTAというサイト。おすすめ。
ネットの一括査定あるあるだけど、申請した途端複数社から電話がかかりまくるってのがある。何十社とかから電話ラッシュが来るとかたまったもんじゃない。こればっかりは仕方無い。ただしそれを最小限にする方法はあって、それがこのMOTAを利用すること。
MOTAは高額査定上位3社しか紹介しないので、その3社とだけのやりとりで済む。
MOTAで一括査定した

MOTAを利用し、ガリバーとネクステージの2社が表示された。両方とも東京にも店舗を構える大手買取業者。条件クリア。やったぜ。
…ん?上位3社が表示されるはずだが…。なるほどな。買い取りたいと思った会社が2社しかなかったということか。まあそりゃそうか。買い手が付いただけ万々歳だ。
と思いながら概算見積もり額を見てビックリ。確かガリバーが33万円、ネクステージが21万円とかだったと思う。ただこれは俺が間違えてアクアを本来のひとつ上のグレードで申告してしまっていたから(というか調べたらそうやって出た)だと後に知ることになる。
本査定

その後2社とも電話がかかってきて、直接見て本査定するため店舗にアクアを持ち込むことになった。数日後、時間をずらした同日にそれぞれに出向いた。
ネクステージ
はじめに持って行ったのがネクステージ。アクアが申告したグレードと違うことがその時に判明し、本査定額は19万円。いやそれでも全然高い。東京の店舗での引渡しは可能かも確認しOK。
ガリバー
次にガリバー。こちらも東京の店舗での引渡しOK。で、これは今思えば悪手だったのかもしれないけどネクステージで19万円の本査定額が出たことを前もって伝えた。査定結果「うちもネクステージさんと同じ19万円ですね。」
売却日までに更に価値が落ちることがある

ただしこれは両社から言われたことなんだけど、査定額19万円はあくまで現時点での話。
先に書いたように、この時の時間軸は2024年11月。そして売却予定は2025年2月。当然ながら自動車というのは年月の経過により価値が落ちていく。特に年をまたぐと価値が落ちる傾向にあるそうなので、売却日が翌年であれば、年をまたいでから再交渉する必要がある。
ということで翌年1月に俺の方から再度連絡をするという形で一旦話は終わった。
アクアはリセールバリューが高い

その後、車屋で働く愛媛県の友人に相談に乗ってもらい事の経緯を説明。
それで知ったことなんだけど、アクアは高級車以外では最もリセールバリューの高い車だった。つまり資産価値が高く、購入価格と売却価格の差額が小さい車だった。購入したときは安くて燃費の良い普通車という基準でしか選んでいなかったので、これは嬉しい誤算だった。
価格交渉

一回戦
約1か月が経ち、2024年の年末あたりにネクステージから着信が。なんだなんだ?年をまたいでからの交渉だったはずでは?と思いながら話を聞く。要件は
「今ちょうど我が社はアクアを欲しい状況でして、2月1日に東京で引渡しで構いませんので、21万円で買い取りますのでうちに決めて頂けませんか?」
とのこと。…ほう…悪い話ではない。年をまたぐと価値が落ちるかもしれなかったのに、年内に21万円で売却を確定させてくれるって話だ。
いや待て、ここは車屋で働く愛媛県の友人に相談だ!と思い、検討して当日中に再度連絡する旨を伝え一旦電話を切る。
タイムアウト

友人「もう1~2万いけそう。めっちゃ頑張れば25万までいけるかもしれない。」
ガリバーからも21万円で買い取ると言われたと嘘をつきカマをかける作戦を思いつき、友人にこれはどうかと聞いてみる。
友人「アリ!(笑)」
嘘ついたっていいじゃない。まだいけるのに「いや~さすがにこの額までしか無理です。」なんて誰でも言うことだし、交渉なんて所詮は騙し合いよ。
ただし欲をかき過ぎると話が反故になるかもしれない。現状でも想定より大分高い額なので、もう1万円だけの交渉に留めておくことにした。
二回戦

電話をかける。
俺「先程の件ですが。」
ネ「はい、いかがでしょうか?」
俺「実はガリバーにも連絡してみまして、事の経緯を伝えたところ『うちも21万で買い取れます』との事だったんですよ。それで、
ネ「あぁ~はいはい。」
察したようだった。この”あぁ~はいはい。”って相槌、いわゆる呆れみたいなニュアンスではなく、前向きな感じの言い方。いけまっせ的な。
この瞬間まで俺は「22万円なら即決します!」と1万円だけ上乗せ交渉しようと思っていたんだ。でも相手のこの相槌。この感じ。直感的に『もう1万いける』と思った。
俺「23万円ならこの場で即決します!もうこれ以上交渉することも、ガリバーに連絡することもありません。なんなら今すぐそちらに出向いて契約書書きますよ!」
……言ったった…!言ったったで!!こういう交渉事の時は俺が必ず最後には使う奥義。「~なら即決します!」
電話越しなのにめっちゃ俺キメ顔だった。この言葉強いからおすすめ。
しかし電話は一旦保留になり…。
ネ「上に掛け合ったんですが…元々21万円というのは限界の額を提示していまして、どうしても21万円までしか無理なようです…。」
…… (´・ω・)
いや、無理なんかい!!!!
俺「わかりました…じゃあ一旦この話は無しってことで、当初の予定通り、また年をまたいでから連絡差し上げますね。」
電話を切る。
タイムアウト

いや、無理なんかい…。めっちゃいける感じ出してたやん…何やったんやあれは。
そうか、欲をかき過ぎたか…。思えば当初は売価が付くだけでOKだと思っていた。なんせ18万kmも走ってる11年落ちの車だ。7年前に中古で50万円で買った車だぞ。21万円も付けば上出来だろ。翌年には価値が落ちているかもしれないし、今が千載一遇のチャンスなのかもしれない。
それに今ここで決着をつけておけば来年に持ち越してまた交渉に時間をかけるなんてことにもならない。これは時間を買うことにもなる。
…明日電話して21万でOK出そうかな…?
三回戦(最終決戦)

なんてことを考えていた。
しかしその約4時間後の夕方。ネクステージから電話が。
ネ「先程の件なんですが…。」
俺「…… (´・ω・) はい。」
ネ「もう一度上司に掛け合ってみたところ、なんとか22.5万円まで上げることができました…!23万には届かなかったんですが、いかがでしょう…?」
…… (´・ω・)
いや、いけるんかい!!!!
俺は即OKした。
やはりあの反応に対する俺の直感は間違っていなかった。おそらく初めからいけたはず。そのうえで一旦泳がそうと思ったんだろう。「やっぱりこの額でいいです!」という電話をどちらがするかの我慢比べだったわけだ。ふん、俺が折れるはずがねえだろう!…うん。
目の前でオークションをやるのがおすすめ

結果的にあちらから思わぬ提案の連絡が来たのでやらず仕舞いだったけど、当初の予定は目の前でオークションをやろうと思っていた。
複数の業者を同じ場所、同じ時間に集め、その場で競りをしてもらう。
こうすることでその場だけですぐに決着がつく上、高値が付きやすい。行ったり来たりの電話やりとりもしないで済む。
業者からするとたかが20数万円なんて取引している中では最低クラスだろうし、そんな小物が生意気かもしれないけど、俺はこれをやる気満々だった。
実際、車の買取業者で情報発信している人もこれをおすすめしている人が多いし、結構良いやり方なんだと思う。
さらば相棒

無事東京への引越しも完了し、2025年2月1日、ネクステージ池袋店にアクアを引渡した。
結果をもう一度書くと、7年前に中古50万円で購入した走行距離18万kmの11年落ちアクアを22.5万円で売却した。
これは車体代を年間4万円に抑えることができたということなので結果オーライ。にしても車は金食い虫な上に危険が大き過ぎるので持たないことに越したことはない。
さようならアクア。7年連れ添った俺の相棒よ。