【城ドラ】約5年間毎日やっていたゲームを辞めた

本日をもって約5年間1日も欠かさずログインし続けたソーシャルゲーム”城とドラゴン”を引退する。

こんな記事誰の役にも立たないと思うけど、それでいい。

これは俺自身が気持ちの整理をつける為の記事。

城とドラゴンとは

城とドラゴンとは、株式会社アソビズムが運営するソーシャルゲーム。

多種多様で個性的なキャラクターが魅力で、プレイヤーは戦略を駆使して自陣の城を護りつつ相手の城を攻め落とす。

友達登録やギルドシステムもあり、友達や仲間とチャットを楽しんだりチームを組んでイベントやバトルに挑むことができる。

課金者超優遇ゲーム

ソシャゲあるあるの例に漏れずこのゲームも課金でガチャを回せるようになっている。ただし無課金でも運営から配布される範囲でガチャは回せるけどほんの数回～十数回。

そしてこれもあるあるだけど新キャラはガチャでしか手に入らず、めっちゃ強い。そして次の新キャラが登場するとひとつ前の新キャラは下方修正（弱体化）され、最新キャラがまた覇権を握るというループ。

新キャラ以外でもガチャ限定コラボキャラが多数いたり、新キャラやガチャ限定キャラを複数回当てることで更に段階的に強くなったり、全キャラそれぞれにガチャでしか手に入らない装備があったりする。

無課金の範囲内でもルビー（ゲーム内の通貨）をコツコツ貯めることはでき、それを大量に消費することで一時的に育成差を埋めることは理論上は可能。

このゲームを楽しむ為の二択

つまり毎月数万円を運営に貢ぎ続けるか、課金せず育成差のある戦いを強いられるかの二択を迫られることになる。

とはいえこれに関しては運営を責めるつもりはない。運営もボランティアではなく商売でやっているので課金格差をつくるのは当然のこと。

俺の楽しみ方

課金事情

上に書いた二択でいうと俺は後者。基本的には課金しなかった。

せっかくなら完全無課金でいきたかった所だけど、初期の頃に早く育成したくてキャラ強化ではなく育成の時短を目的として過去総計9千円くらい課金してしまったことがある。

育成論

運営から無償配布されたチケットで運よく新キャラやガチャ限定キャラが当たることがあるんだけど、俺はそれらを禁止した。いわゆる縛りプレイというやつ。

登場から2年以内の新キャラ使用禁止、ガチャ限定キャラ使用禁止の縛りを設けた。

廃課金者を倒すのが楽しみ

繰り返しになるけどこのゲームは課金格差が激しく、MAXまで育成した強キャラばかりを繰り出してくる廃課金者を倒すことは難易度が高い。

上位層はマジで使用キャラがみんな同じ。新キャラとガチャ限定キャラしかいない。そんなに課金してまで周りと同じことをしていて一体何が楽しいのか疑問。

俺はそんな量産型廃課金者共を旧キャラのみで戦略を駆使して勝つことに楽しみを見出していた。自分で言うのも何だけど結構強かった。

辞めた理由

課金者優遇具合が一線を越えた

課金者優遇は商売である以上当然だという話をしたけど、それがついに一線を越えてしまった。

3か月前の大型アップデートにより明確に課金でしか手に入らないアイテム、そしてそのアイテムにより取得できるスキルが実装された。

それまでは課金者との差を一時的に埋めるのは理論上は可能だった。けどそれが完全に不可能になった。商売とはいえついにここまできてしまったか。

運営のスタンスが気に入らなかった

対戦ゲームにおいて、煽り行為というものがある。城ドラでいうと”煽り大砲”。

勝利が確定すると相手の陣地に無駄に大砲を打ちまくって煽る行為なんだけど、俺はその煽り大砲は賛成派だった。

それが2年くらい前？に運営が「煽り大砲禁止」との声明を出した。煽り大砲をしたプレイヤーには然るべき処置をし、場合によってはアカウント停止にすると。

俺はそれ以降一度も煽り大砲をしなかった。そんな中、それでもなりふり構わず煽り大砲を撃つ輩がいる。当然通報をする。けど運営はおそらくそれをまともに対処しなかった。毎日のように煽り大砲に遭遇していたので、適切な処置をしていたとしたら計算が合わないから。

俺はアカウント停止されたくないので本来煽り大砲賛成派なのに煽り大砲ができない。しかしなりふり構わず撃つ奴は処分されない。正直者が馬鹿を見る。

それなら始めから「煽り大砲禁止」の声明を出すなという話。世界平和とか言うだけ言って何もしてない人達と同じ。

何も得られない

当たり前過ぎるしソシャゲ全否定になるんだけど、こんなゲームをしていても何も得られないし何も生まない。

俺も30代に突入している。まだまだ人生やりたいことが山ほどある。こんな無駄なことに時間を浪費している場合ではなくなってきた。

最後の決め手

そんなこんなで、このゲームはそろそろ潮時だなと思っていた矢先、本日ちょっとした事件が発生。

アップデートがあったのでいつものようにGooglePlayで城ドラのデータを更新しゲームを起動した所、音割れがひどい。原因不明でとりあえず再インストールをしようと思い、一旦アンインストールする。

スマホの機種変更時以外でアンインストールは初めての経験。機種変更時はどうしているのかというと、ゲーム内で引き継ぎコードを発行し、新しい端末で城ドラを起動し引継ぎコードを入力すればデータ移行できるという仕組み。

同じ端末であれば一旦アンインストールしても再インストールすればデータは残ったままだと思っていた。けどそれが違ったようで、データが消えてる。知らなかったので引継ぎコードを発行していない。

調べてみると、運営に事の経緯を説明して所有キャラの情報など本人にしか知り得ないことをある程度伝えればアカウントを復旧してもらえるとのこと。

めんどくせえな～、連絡するか～…と思った所で、ふと考える。

………もうよくね？

これが良いきっかけなのかもしれない。

さらば城ドラ

こういうのをコンコルド効果というのか、辞めたほうが良いことはわかっていても、今まで費やしてきた時間を思うと決別するには少し名残惜しくもある。

何せ5年間毎日やってきたゲーム。毎日コツコツ育成して、キャラに愛着も沸いてる。

友人に誘われて始め、ゲーム内で仲良くなった人もいる。もうみんな辞めたけど(笑)

冒頭にも書いた通り、これは俺自身が気持ちの整理をつける為の記事。こうして文章に書くことで自分の考えがまとまる。同時にブログ記事のネタにできることも良い動機だと思う。

今までふと暇ができた時に何となくゲームを起動していて、その癖が抜けず「あ…」ってなることも今後あるだろう。

タバコと同じで、辞めたら今までそれをやっていた時間に何をやっていいのかわからない時もあるだろう。

俺は今一度自分の人生と向き合う為、課金者超優遇の廃人蔓延るクソゲー”城とドラゴン”を引退する。

じゃあの。

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