昨日『もう1週間も記事更新してねえな~何書こうかな~』と考えてた。
珍しくトレンドにあやかり、上垣アナへ先輩アナ達が容姿イジリして炎上した件で、日に日にアウトの線引きが厳しくなり窮屈な世の中になっていることに対して自分の考えをつらつらと書いてた。3時間ほど書き進めてたけど『う~ん、内容うっすいな~(笑)』と思いボツにした。
そしてついさっき、最近見た「覆面ビリオネア」に感銘を受けたのでその感想記事を書こうとしてた。でも俺、会社を経営した経験も無いし記事にできるほどのボリュームの感想は浮かばない。それこそうっすい内容にしかならない気がすると攻めあぐねてた。
記事のクオリティを求めすぎて攻めあぐねることは良くない傾向な気がする。背伸びしてんじゃねえよ俺。まあでもそれは一旦置いておこう。もっと良くないのはサボリ癖がついてしまうことだ。このまま今週更新ゼロはまずい。
つーことで久々に「クソ記事」タグにあたる記事を気軽に書いていきたいと思う。
べつに武勇伝になるわけでもない、なんとなく思い出したクソどーでもいい、けどもしかしたら誰かの役に立つかも?という、信号無視で止められたけどお咎めなしになった話だ。
あれは忘れもしない4年ほど前の春か夏か秋だったと思う。(忘れてる)
当時の俺は派遣の配送の仕事をしてた。給料クソやっすいけどクソ楽。このままじゃまずいな~なんて思いつつも、ぬるま湯に浸かってた。あの時はほんと頭カラッポの時期だった。日々に何一つ進展が無い。無駄に人生の時間を浪費していた。さっそく話がそれたから戻す。
車で帰社している最中、T字路に差し掛かった。車線、進行方向は以下の通り。
交差点の手前で信号が青から黄色に変わった。
歩行者信号が見えにくい交差点だったこともあり、信号が黄色に変わることに直前まで気が付かなかった。
赤になるタイミングで車体の一部でも停止線を越えていれば道路交通法的にセーフになる。俺は黄色から赤に変わった瞬間、ギリギリだけど車体の半分近くが停止線を越えていた。
この位置。あぶねえ~。まあ警察に見られているとは思っていないし、見られていたとしても後ろめたいことはしていない。次の瞬間にはこの事は忘れていた。
運転中でも作業用BGMのように聴けるYouTubeチャンネルを記事で紹介したことがある。
俺は当時からこのいくつかのチャンネルを運転しながら聴いていて、その瞬間はひろゆきを聴いていた。
ひろゆきが満面の笑みを浮かべ腕を激しく振り回しながらカクカクとしたハトのような動きを繰り出している映像を拝めないのを残念に思いながら音声だけ聴いていた。
すると、なんだか微かにサイレンのような音が聞こえた。ひろゆきのマシンガントークにかき消されて気づくのが遅れたけど間違いなく聞こえる。
振り返ると、パトカーが俺の後ろをついてきている。なんだなんだ!?何のつもりだ!?…あ、信号無視か…いや、無視してねえよ!!
イヤホンを外す。
「止まってください!止まってください!」
道路脇に停車する。交差点から多分500m~1kmほど進んだ地点だ。そんな長距離を俺は逃亡劇を演じていたのか。ひろゆきのせいだ。
更にそれに続いてなぜかもう1台パトカーが迫ってくる。2台のパトカーに乗っていた警官達4人に囲まれる。俺、犯罪者!?
警官「信号無視です。」
俺「してません!」
警官「いや、見てましたから。」
いや、まあ信号無視はしてないけど、いたのかよ。全然気づかなかった。後から話を聞いたら以下の位置で信号待ちをしていたらしい。そしてもう1台は俺の少し後ろを走行していたらしい。
一部しか会話の内容は覚えてないけど、しばらく俺と警官で水掛け論を繰り広げてた。
俺「信号が黄色に変わることに気づくのが若干遅れて、安全に停止できないと判断して通過しました。赤になる瞬間、車体の半分くらいは通過していたので信号無視になりませんよ。」
警官「いや、停止線より手前で赤になりましたよ。見たよね?(周りの警官に呼びかける)」
後から来た警官「はい、私達も見てました。」
警官「どうしてもゴネるなら裁判になりますよ。」
俺「裁判?でもこっちにドラレコも付いてないし、お互い証拠が無いのにどうやって裁判やるんですか?」
警官「”見た”というのが証拠になるんですよ。」
俺「は…!?じゃあ僕も信号無視してないのを見たのでそれも証拠になるのでは…?」
警官「いえ、それはなりませんね。」
俺「なんですかそれ!!」
なんかハタから見たら俺がクレーマーやん。
警官が目撃したというのが証拠になるなら、その気になればいくらでもでっち上げができるということ。そんな理不尽なことがあっていいのか日本!
俺「じゃあいいですよ。裁判やりましょう!」
ゴネ続ける俺。一歩も退かん。だって信号無視してないし!
警官「いい加減認めましょうよ…。赤じゃなかったらこちらも止めてませんよ…。」
俺「それを言うならこちらも赤だったら通過してませんよ。って話なのでそれって同じじゃないですか?」
警官「…。」
なんか直前にひろゆきを聴いていたからか、俺にひろゆきが乗り移ってきた。なんだろう、憑依するのやめてもらっていいですか?
警官「らちが明かないので一度、その信号の所まで戻って見てみましょうか。」
いや…見てみましょうって言ったって、映像が残ってるわけでもないんだし、見たところで何になるんだ…?と思いつつ同意する。後から来たパトカーの警官はその時点で解散し、年長者のリーダーっぽい警官ともう1人、そして俺の3人でT字路の信号まで戻る。
目の前のコンビニに停め、信号機の目の前まで徒歩で見に行く。すると年長者の警官がしばらくその交差点を見つめる。
警官「………あ~…。」
俺「…?」
で、その後もしばらく会話してたけど内容は忘れた。そして年長者の警官が切り出す。
警官「我々が思っていたよりもだいぶ手前に停止線がありましたね…。確かにこの位置だとギリギリ間に合っていたのかもしれません。今回はお咎めなしということで、もう大丈夫です。」
俺「…(笑)」
いやいやいや…「思っていたよりも」って何だよ!!あれだけ「見た」と言っておきながら、見てなかったんかい!!!!
この絵からはわからないけど歩行者道にあったガードレールが障害物になっていたり意外と距離が遠かったりで白線が見えにくかった為、停止線はこの辺だろうという憶測で「見た」と言い張っていたんだと思う。確かに停止線が不自然なほど手前にある車線ではあった。
警官「まあでも、一応黄色は”止まれ”なので、注意してくださいね。」
半分違う。黄色は基本”止まれ”だけど、”ただし安全に停止できない場合に限り進行できる”だ。今回の場合、俺はこれに当てはまるので何の罪も無い。
言いたいことは山ほどあったけど、お咎めなしになったならこれ以上喧嘩する意味は無い。
どこかで見た動画で松本人志が言っていた「黄色も”止まれ”なんやったら、黄色の前にもう1個色いるやんけ!!なんかピンクでも作っとけ!!!」ってのを思い出した。
警官「最後にコレだけ書いてもらえますか?減点や罰金は無いので。」
任意聴取書?的なやつかな。違反が認められなかった場合でも警察が記録を取る為に任意で書いてもらうものらしい。まあこれくらい良いよ。仕事中だし早く帰りたいんだけどな。
ということで俺のプチ奮闘記は幕を閉じた。
見てないのに「見た」と言い張っていたのはけしからんけど、それでも「見た」と言い張り続ける選択肢もあったと思う。けど最終的には間違いを認めてくれた。それを認めないプライドの高い警官じゃなくて良かった。
俺が途中で折れていたら無実の罪で2点減点のゴールド免許剥奪、更には9000円の罰金を払わされる所だった。当時は金が無かったから死活問題だった。
自分が正しいと確信していることは決して折れず立ち向かうことが大切だ。という微妙なオチだけどまあそういう話だ。