前回の記事で「俺は美容医療を受けたことがない」と書いたのがつい昨日の話なんだけど、
そういや今日ホワイトニングの予約入れてるわ。これって美容医療だよな?ちょうど今日人生初の美容医療受けるのめっちゃタイムリーやな。と思い、それについての記事を書いてみる。
ホワイトニングをしよう
で、ちょうど今マウスピースと薬剤を受け取ってきてこの記事を書き始めてる。超タイムリー。
ホワイトニングとは?という項目を作ろうかと思ったけどそんなの歯を白くすることだ。一言で済む。歯の表面のエナメル質は~とか象牙質の黄ばみが~とか知りたいか?どうでもよい。そんなことより俺のホワイトニングをしようと思った動機を聞いてくれ。
結婚したい
俺は31歳独身男性、彼女無し。最近までは「結婚とか別にしなくていいかな。子供も要らないな。」とか思ってた。けど30歳を過ぎたあたりから徐々に考えが変わりつつある。
少し前に夢を見たんだ。寝る時に見るほうの夢。どんな病気なのかわからないけど医者から残り1か月の余命宣告を受けた。そして真っ先に思った。『結婚、してみたかったな。』
夢の中なりに色々と考えを巡らせて死と向き合った。あまり悲観的にはならず冷静だった。とはいえ目が覚めるとホッとした。その後思った。『ああ、俺って結婚したいんだな…。』心の奥底に眠っていた俺の深層意識に、結婚したいということを改めて気付かされた。
独身男性の平均寿命は短いと聞く。人間は古来より群れを成す生き物。孤独というのはそれほどまでにストレスで、本来生物としてあるまじき状況なんだろう。このまま独身だと将来後悔する可能性が高い。結婚して後悔したなら最悪離婚したらいい。結婚して子供を授かり家庭を持つ。きっとこれが生物としての自然な形。
結婚したい。子供を持ってみたい。俺の中でそんな想いが沸々と芽生え始めた。
人は見た目が9割
ってホワイトニングの記事で何を長々と自分語りしとんねんって感じだけど、つまり俺の動機はこれってことよ。
人は見た目が9割ってのはよく聞く話。中身が大事とか言うけど、見た目でナシ判定されてしまうと中身を見てもらう機会すら与えてもらえない。いずれにしろ、まずは見た目。そしてその見た目の印象を左右するのに歯の美しさもかなり大きな要素。
俺は独身。結婚したい。まだまだ結婚市場における市場価値を失うわけにはいかない。
ホワイトニングの社会的効果は絶大
見た目の印象を良くすべきなのは、もちろん結婚市場以外でもそう。
人は見た目が9割であればホワイトニングの社会的効果は絶大。最近はルッキズムなるものを掲げて綺麗事を言うのが流行ってるみたいだけど、そんな人達も必ず人を見た目で判断してる。
清潔感がある、健康的、自信に満ち溢れて見える、自己管理ができている。歯の白い人に対する俺の印象としてはこんな感じ。欧米では歯の白さは社会的成功の象徴なんだとか。
日本人のほとんどがホワイトニングをしない
で、この流れで欧米とかの話をすると、多くの先進国は日本より歯の健康や白さに対しての意識が遥かに高い。特に欧米でのホワイトニング施術率は全体の約半数にも上るとされる。
対して日本のホワイトニング施術率は5~10%。逆に考えるとたったの3~4万円のホワイトニング費用だけで上位5~10%になれる。歯が真っ黄っ黄な人が多いからこそ相対的にそれだけ多くの人を出し抜ける。ここが歯に無頓着な国ジャパンであることはむしろチャンス。
まずは虫歯治療から
ホワイトニングは歯に薬液を染み込ませるもの。なので虫歯があると薬液が虫歯にしみてしまう可能性がある。虫歯の進行を見逃してしまう可能性もある。
したがってホワイトニングはまず虫歯をすべて治してから行うのが好ましい。というか多分まともな歯医者なら言わずとも虫歯治療から進めてくれるはず。
虫歯ゼロの状態になり、クリーニングをしてもらい、準備完了。
あ、それと歯列矯正でマウスピースを作った人はホワイトニングもついでにできるのでセットで考える場合が多いらしい。めっちゃ高いけど歯列矯正も検討するのもアリ。俺は運良くそこまで歯並びは悪くないのでホワイトニングのみ。
ホワイトニングは歯科医院で
ホワイトニングはエステや美容室でもできるらしい。やってみたことが無いから強くは言わないけど、俺はホワイトニングは歯科医院でやるべきだと思う。
知らんくせに何を言うって感じだろうけど、知らんからこそ理由は至ってシンプルで、専門職に任せるのが一番良いに決まってるから。医療機関を通じて行う、つまり美容医療でのホワイトニングをやるべし。効果も最も期待できるし、なにより体のことなので何かしらのトラブルが起きた際に頼るべきはずの相手が専門知識が無い人だとか怖すぎ。
特に美容医療でありがちなのが、手軽で安価に済ませることはできないものかとインチキ臭い市販や通販の美容機器とか買ってしまいがち。セルフのレーザー脱毛器とか。金かけるほど良いってわけでもないけど、ケチり過ぎは危険。
美容医療のホワイトニングは2種類
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは文字通り歯科医院内で行う手法。後述するホームホワイトニングよりも濃度の高い薬剤を塗るので即効性があり一度の施術で完了する。それゆえホームホワイトニングよりも更に白くなるらしい。が、それゆえ歯にしみやすいというデメリットもある。
持続期間は3~6か月で、料金は俺の通ってる歯科医院では4万4000円。つまり半年に1回だとしても年間の維持費用は8万8000円。高すぎ。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは歯型を取って専用のマウスピースを作ってもらい、自宅でそれに薬剤を塗布し数時間装着する手法。即効性は無く2週間程の継続が必要。面倒臭い。
2週間程経ち一度着色完了すれば色持ちはオフィスホワイトニングよりも良く、6か月~1年程度。費用は俺の通ってる歯科医院で型取り、マウスピース製作費、薬液4本分合わせて3万6300円。薬液の追加購入は1本につき3300円。薬液がどれだけ持つのかはやってみないとわからないので維持費用は不明だけど、長期的に見るとオフィスホワイトニングよりもかなり安価であることが伺える。
追記
俺はホームホワイトニングを選び、開始2週間で薬液1本弱を消費した。着色完了までの期間を毎回2週間、色持ちを6か月とすると⇒初期投資が2年間で3万6300円、3年目以降は毎年6600円ずつ。
オフィスホワイトニング | ホームホワイトニング | |
1年 | 88,000円 | 36,300円 |
2年 | 176,000円 | 36,300円 |
3年 | 264,000円 | 42,900円 |
5年 | 440,000円 | 56,100円 |
10年 | 880,000円 | 89,100円 |
20年 | 1,760,000円 | 155,100円 |
長期で見ると10倍以上もの差になってくる。しかもこれはオフィスホワイトニングの色持ちを長く見積もり、ホームホワイトニングの色持ちは短く見積もった場合の比較。
ホームホワイトニングはマウスピースの耐久性の問題もあるとは思うけど、歯型をかたどった模型さえ取っておけばマウスピース自体はかなり安価で作れるらしい。俺はそれを持ち帰って家に保管してある。
ホームホワイトニングを選んだ
今マウスピースと薬剤を受け取ってきた。と最初のほうに書いた所からもわかる通り、俺が選んだのはホームホワイトニング。
理由はまずオフィスホワイトニングが歯にしみやすいという点。知覚過敏持ちの人は特にヤバイらしい。そして俺、知覚過敏。ぴえん。
そしてホームホワイトニングよりも更に白くなるという点はメリットになるかといえば微妙。さすがに新庄BIGBOSSのような白さにはならないにしろ『あ、この人明らかにホワイトニングやってんな』と気付くほどの白さは個人的に好ましくない。あくまで自然な、言われないと気が付かない程度の、無意識的に好印象を持たせるような絶妙な白さが欲しい。
最後の決め手に価格。おそらく長期的に見るとかなりの差がある。
ホワイトニングキット
受け取ってきたのがコレ。面倒臭そう。
写真の薬剤がティオンってやつで、他にはオパールエッセンスってのがあるんだけどなぜか俺が選ぶまでもなくティオンになってた。どの道こっちが良かったからいいんだけど。参考にさせてもらったYouTuberいわく、感覚的にはオパールエッセンスのほうが白くなりやすく歯にしみやすいとのこと。
俺が知覚過敏ってことを言ったら試供品をくれたのが奥の歯磨き粉。知覚過敏を防ぐやつらしい。
そしてマウスピース。…うん、特に言うことはない。これが俺のマウスピースだ。
で、行う手順に関してはわざわざここで説明しなくてもホームホワイトニングをやる人はこれらのキットを受け取りに行った際に説明を受けることになる。そもそも俺もまだやってない。
まあそれ言い出したら下に書く注意点も多分説明してくれるんだけど。
注意点3つ
着色しやすい飲食物は避ける
衛生士のお姉さん「ホワイトニング中は着色しやすい飲食物は避けてくださいね~。」
そうか、それは考えてなかったな。まあそりゃそうか。
衛生士のお姉さん「例えばコーヒーとか~、食べ物でいうとカレーとか~」
ワイ「」
…ドンピシャですやん。
コーヒーは意識高い系顔負けな勢いで毎日ハンドドリップしてるし、カレーも週4くらいでお世話になってる。
NG典型例として真っ先に出てきた二つが海馬社長でいうブルーアイズとオベリスクだったとは。衛生士のお姉さんが生贄封じの仮面を発動してしまった。
他にも醤油とかソースとか色が濃い系の調味料を使った食事とか、まあ何となく感覚でわかるだろう。あと炭酸飲料もダメらしい。なのでデブには耐え難いと思うけどまず痩せろ。
被せ物、詰め物、神経を抜いた歯は着色できない
恥の多い生涯を送って来ました。俺にはお金の余裕も心の余裕も無かった時期があり、そのせいっていうのも何だけど長期間虫歯を放置していたんだ。そのうえ普段の歯磨きもテキトー。フロスもしない。今では考えられない。
そんな当時のツケが今まわってきた。虫歯が進行しすぎて神経を抜いた歯もあるし、被せ物、詰め物も多い。特に上前歯は酷い惨状で、歯と歯の間が何箇所も虫歯で詰め物だらけ。残念なことに、被せ物、詰め物、神経を抜いた歯は着色できない。
つまりホワイトニングしたとしても、きっと仕上がりはこんな感じ。想像で描いてみた。通常、目視できるのは上の前歯5本目まで。俺の場合は右上4番目の歯が神経を抜いているので染まらない。現在の歯の色に合わせた詰め物も歯間に所々入ってる。
ただ歯間に関しては、仕上がりの色に合わせて保険診療の詰め物を入れ直すだけで十分だそうだ。安価だし通う回数も2回程度でできるそう。神経の死んだ歯も保険診療の被せ物でいけるのかな?それは聞きそびれた。俺は被せ物を新しくするならセラミックにすると思う。
余談だけど今では歯の大切さを身に染みてわかり、歯のケアも人一倍やっている。もちろんホワイトニングをやっているということは今では虫歯はゼロ。歯にお金はあまり惜しまなくなった。最近セラミックも2本入れた。歯に関しては保険適用外治療がおすすめ。
しみることがある
さっきからチラホラ言ってるけどホワイトニングは歯に薬剤を染み込ませるので歯にしみて痛くなることがある。特に知覚過敏の人。つまり俺。
これはある程度覚悟を決めること。そして慣らしていくこと。
ホームホワイトニングといえば寝る時に装着するイメージがある人が多いと思うけど最初からそれをやるのは勇者だ。賢者は1時間コースからスタートし、慣らしていく。俺はそこから始めていき、最終的には寝る時に装着できる高みへ到達できたらと思う。いざ。